Newリリース(IFRS入門講座第2回 収益認識基準)
IFRSを初めて学ぶ方を対象に、10回にわたって基礎的な内容を中心に解説します。主要な基準書をすべてカバーしますので、本格的にIFRSを理解し、今後利用していこうとする際の足掛かりになります。日本におけるIFRS適用企業は増え続けており、実務も蓄積されています。担当講師は監査法人のIFRSを専門に扱う部署に所属しており、日々検討や企業への導入に取り組んでいますので、その際に培った、現場における論点や考え方なども適宜ご紹介します。
『IFRS入門』全10回のうちの第2回の講座です。第3回以降についても順次リリース予定です。
◆IFRS入門 第2回 顧客との契約から生じる収益(収益認識基準)
講師:EY新日本有限責任監査法人 公認会計士 小山智弘
新たな収益認識基準は、国際会計基準(IFRS)を適用している企業では2018年度に始まる事業年度から適用されていますが、日本基準を適用している企業においても2021年4月以降に始まる事業年度から適用されます。従来の基準は、取引の流れにおいて収益を認識するポイントを定めていましたが、新基準では貸借対照表(資産・負債)の観点から、権利・義務に注目し、収益を認識する時点を決めます。
このような考え方の転換により、新基準によって財務諸表がどのような影響を受けるのかを理解できるように、実際の適用事例を見ながら分かり易く解説します。