Newリリース(IFRS入門 第7回 資産の減損、棚卸資産)

IFRSを初めて学ぶ方を対象に、10回にわたって基礎的な内容を中心に解説します。主要な基準書をすべてカバーしますので、本格的にIFRSを理解し、今後利用していこうとする際の足掛かりになります。日本におけるIFRS適用企業は増え続けており、実務も蓄積されています。担当講師は監査法人のIFRSを専門に扱う部署に所属しており、日々検討や企業への導入に取り組んでいますので、その際に培った、現場における論点や考え方なども適宜ご紹介します。
『IFRS入門』全10回のうちの第7回の講座です。第8回以降についても順次リリース予定です。

IFRS入門 第7回  資産の減損、棚卸資産
講師:EY新日本有限責任監査法人 公認会計士 小山智弘

資産の減損は、有形固定資産、無形資産などの企業の事業活動に必要な資産について、減損処理の要否を検討する基準です。減損会計は、事業をとりまく環境に左右され、一方で、企業の事業計画や、資金生成単位なども考慮されます。したがって、他の基準に比べると、企業ごとの固有の事情に大きな影響を受けることになります。また、棚卸資産の基準は、原価計算や期末の資産の評価に関係します。基準書には多くのことが定められているわけではありませんが、基本的な考え方を理解しておくことが必要です。当講座では、その会計処理を解説します。両者ともに適宜、日本の会計処理実務との差異についても、相違する箇所をご紹介します。

公開日: 2019年12月24日 00:00